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アイノラ抒情曲集−吉松隆の世界 | ||||
| AVCL-25138 税込3,000円 SACDハイブリッド 2007年4月28日 エイベックスより発売 |
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| アイノラ抒情曲集 作品95<舘野泉に捧げる> ロマンス アラベスク バラード パヴァーヌ モーツァルティーノ パストラール カリヨン 舘野泉(ピアノ) |
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| 4つの小さな夢の歌 春(5月の夢の歌) 夏(8月の歪んだワルツ) 秋(11月の夢の歌) 冬(子守歌) (三手連弾/舘野泉&平原あゆみ) |
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| プレイアデス舞曲集4 前奏曲の記憶 静かなる雨の雅歌 西に向かう舞曲 間奏曲の記憶 遠く暗い牧歌 東に向かう舞曲 アレルヤの季節 平原あゆみ(ピアノ) |
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| ゴーシュ舞曲集 作品96<舘野泉に捧げる> ロック ブルース タンゴ ブギウギ 舘野泉(ピアノ) |
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| 吉松隆編曲:3つの聖歌 シューベルト:アヴェ・マリア カッチーニ:アヴェ・マリア シベリウス:フィンランディア賛歌 舘野泉(ピアノ) |
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| 子守唄 (三手連弾/舘野泉&平原あゆみ) |
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| [録音]2006年12月5日〜7日 南相馬市民文化会館 | |||||
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| 先日、シャガールの版画展を見た。「サーカス」と題された連作で、空を飛ぶ人間や馬、羊、鳥、そして恋人たちやサーカスの芸人が独特の造形でひとつに溶け合っている。動物たちの瞳は穏やかで優しく、だけど、どこかに悲しみも秘めている。なぜか吉松さんの作品の数々を思い出してしまった。 この2年間、吉松さんは左手のためにさまざまな曲を書いてくださり、私はそれらを携えて日本中を演奏して歩いた。最初に出来た《タピオラ幻景》は、演奏を重ねるうちに雄渾なバラードに成長し、《アイノラ抒情曲集》は美しい野の花を束ねたように、優しく静かな光を放っている。《ゴーシュ舞曲集》はといえば、豪放磊落、官能もあり、陽気で妖気に破茶目茶のびっくり玉手箱だ。そして三手の連弾。四手、八手、十六手などさまざまあるピアノ連弾だが、三手連弾は前例の無いものであろう。ピアニストとしても優れた才能をお持ちの美智子皇后様と、2年ほど前に或るコンサートで連弾をさせていただく機会があり、そのために吉松さんが書いてくださったのが、このアルバムの最後に収められた《子守唄》である。三手連弾は《4つの小さな夢の歌》へと発展した。共演の平原あゆみさんには、吉松さんの名曲《プレイアデス舞曲集》から第4巻も弾いてもらった。彼女は大地から湧き上がるような情熱としなやかな抒情性を併せ持つ逸材。大樹としてゆっくり育っていってほしいと願っている。 昨年の5月、札幌でのコンサートのアンコールに、4年半ぶりに右手も使ってみた。曲は《アイノラ抒情曲集》第5曲の〈モーツァルティーノ〉。練習したわけではなかったが、ふと、これなら弾ける、と思ったのだ。弾き終えると、客席にいた妻のマリアが目にいっぱいの涙を浮かべていた。それから半年を経て作った今度のアルバムでは、《アイノラ抒情曲集》の多くの箇所で右手を添えてみた。弾いていると、右手に、いま萌えだした若葉のように優しい感触がある。まだ力はないけれど、どこまで育ってくれるだろうか・・・ |
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| 2007年2月14日 緑ヶ丘にて。舘野 泉 | |||||